~ おもちゃの分類とコーナー作り ~
コラム Vol.018 幼児教室MIE 代表:三浦元美
ご家庭のおもちゃコーナーを見直してみましょう。
まず、“お子様に触れて欲しいおもちゃ”と、そうでないおもちゃにわけましょう。“触れて欲しくないおもちゃ”そんなものは無いと思われてませんか。
パズルはお母様が管理して“触れてほしくないおもちゃ”に分類して下さい。それはなぜかというと、パズルはいつもバラバラにしておくものでは無いと伝えていく必要があるからです。パズルは1ピースでもなくなると、完成しないものです。
いつも見ていないパズルをお母様が時折出して下さるので興味が湧き、やろうとする意欲が出てきます。そして、必ず完成するまで一緒にやり遂げたり、見届けたりしながら完成したことを喜んであげましょう。年齢がある程度大きくなるまで・パズルの意味が理解出来るまで大切なものとしての分類をしておくと良いでしょう。そうすることでパズルへの意識が高まり、パズルが好きなお子様へ育ちます。
遊んで欲しいおもちゃを大きく分けてみましょう。
◇ままごと
引き出しやボックスに大きく分類して入れていきましょう。例えば、『食器類』と『食べ物』を分けて入れておきます。目で見て“道具”と“食べる物”の違いも学ぶことが出来ます。
これが、最初の仲間分けの学習です。
◇車・人形
種類別にボックスを決め、その中での片付けを習慣づけましょう。
◇ブロック
バラバラに入れられる大きめのボックスを用意してランダムにブロックだけを片付ける様に声掛けしていきましょう。
◇積み木
きちんと箱の中に入れて“しまう”約束にするほうが良いと思います。それは、図形的なものが片付けながら繰り返し学習出来るチャンスだからです。ただ、それはお母様が手伝ってあげる必要が出てきます。
◇絵本
おもちゃの近くに絵本だけを集め、本棚を用意してあげましょう。ピッタリと入れてしまわず、指を入れ自分で取り出しやすい様に立ててあげましょう。
あまり几帳面すぎる片付け方も、お子様が片付けに積極的になれない1つの原因にもなります。時には“アバウト”も、大切です。
おもちゃコーナーに必ずご用意してあげて欲しい物があります。それは何でしょう?
小さなイスとテーブルです。
自分の小さなお部屋の様におもちゃコーナーで座って『絵本を見る』『ままごとをする』『積み木を並べる』等と、置く台=テーブルと、落ち着いて座れるイスがあると便利です。“じっくり遊ぶ”それが、落ち着きのある子どもへの第1歩です。お母様の様に立ってお料理をテーブルの上に並べる。→イスに座っておいしそうに食べる真似をする。これまでが“ごっこ遊び”になります。おままごとは大好きなお母様を“真似る”遊びです。
集中して遊んでいたお子様が、「ママ食べにおいで。」と、言われた時には忙しくても手を止めて1分でいいので付き合ってあげましょう。初めてのお友達がママになるのです。お友達づくりのスタートです。これが、家庭教育の大切さと考えます。
定期的におもちゃコーナーの“模様替え”をする事をお勧めします。すると、また違ったおもちゃに興味を持ち、遊び始めるきっかけになります。同時に、少し乱れてしまった分類をまた元に戻してあげることで、その約束事が守られていきます。
小学校へ行った時に「片付けが出来ていない。」と、注意を受けるのは、このおもちゃの片付けをお母様だけがしてしまい、伝えていなかった為に『片付け方を知らない』お子様になり、起こった現象と言えます。
片付けは生活力に大変必要です。大人になり、社会人になっても、オフィスの机の上、机の中、一人暮らしの生活、そしてその子が、父親・母親になってもずっとついてくるものが“片付け”です。今のうちに“生活力”としての片付けを身につけさせてあげましょう。『子育てココロバリエーション』
母親としておもちゃコーナーを楽しみながら作ること、それは片付けを伝承していくこと。
最後までお付き合いありがとうございます(^ ^)♪
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