~ 運動神経を高める ~
コラム Vol.011 幼児教室MIE 代表:三浦元美
近年、子どもたちの運動能力の低下が問題になっています。臨界期は4歳で、6歳までに運動能力(神経)が出来上がるという研究者の方々の発表もあります。
運動神経は遺伝もありますが、幼少期に色々な動きを体験するということも大きく運動神経に影響するそうです。脳や神経系の機能が飛躍的に発達する、乳幼児期のお子様に“動き”を伝えていく作業はとても大切だと思います。
同時に、学童期迄はその伝え方も難しいとされています。
「体をつかって遊ぶ。」という言葉の意味は、何千種類もというパターンの体の動作があり、幅広いものです。その内容は、用具や道具を使うことでそれ以上に多種類へと広がります。何千種類もの体で感じる体験を何度も繰り返しすることで運動能力が高まっていきます。
運動神経を高める為に一番大事な事は、何よりも、『安心して取り組む』ということです。その安定した心が運動能力を高めることに繋がります。
マット運動、とび箱など用具を使うときには『こわい用具』『危ないもの』という先入観は禁物だと思います。その為にも安心して取り組めることが大切です。意味のない緊張感は違う体の部分に力を入れてしまい、正しい筋力の使い方を身につけることができません。乳幼児期には極度の緊張感はマイナスに働きます。
「やってみよう。」「おもしろい。」と思うことが、柔軟性や取り組む姿勢を育てます。「出来たね。」「やれば出来るね。」と言われることが、自信や取り組む姿勢を育てます。運動能力と前向きな心は密接な関係があります。
走る、投げる、打つ、蹴る、泳ぐ、回る等の基本動作の組み合わせが、マット、鉄棒、プール、平均台、とび箱、リズム遊び、球技等に繋がっていきます。
ベットの生活ではありますが、ご家庭で「でんぐり返し」と称して前転をしたり、花壇の段差を利用してバランスをとって歩く時間を待ってあげたり、段差から飛び降りた時、「かっこいい。」と声を掛けることも、その運動能力を育てる機会です。日常的に体を動かす生活が運動能力を支えます。乳幼児期にはその基本動作を沢山積み重ねて行く必要があります。
ボール遊びについて考えてみましょう。『投げる』『打つ』『転がす』等の手の動作だけを見ても、それぞれ全く動作が違います。幼少期からその『小さな違い』を分けて使う力を身に付けることが大切です。その経験が次の成長を支えます。
そして『見て学ぶ。』ことも忘れてはいけない大きな学習になります。運動能力の高い大人や、運動神経の発達している先輩のお兄さんやお姉さんを見本として見ることも発達に大きな効果をもたらします。それぞれの月齢、年齢に合った運動をさせてあげることが、お子様の運動神経を伸ばします。そのタイミングをよく見て、経験する機会を与えてあげましょう。『子育てココロバリエーション』
成長と時期を見ながら経験値を上げることが
運動能力を育てます。そして心も育てます。
最後までお付き合いありがとうございます(^ ^)♪
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