~ 子どもの心の切り換え ~
コラム Vol.009 幼児教室MIE 代表:三浦元美
子どもは少し大きくなると“こだわり”を持ち、それを表現したり、伝えてきます。そんな我が子にどう対応してよいか分からない時がありませんか。
外出先で困った顔のお母様と、その横で泣いているお子様をお見かけすることがあります。自分の言い分を伝えようと大声で泣いていたり、しくしくと泣いているその姿に何があったのかと思いを寄せることもあります。
お子様の気持ちが”わがまま”のこだわりや“自己主張”の興味に変化してしまうこともあるのです。そして、叱らないと甘やかしているのではないかと親は不安にもなります。お子様が自分の意思を強く伝えた時に、親があまりにその意思表示に反応しすぎて、お子様はあきらめられなくなり、意地になって泣いてしまったり、ふてくされた態度をとってしまうことがエスカレートすると、この様な場面となるのではないでしょうか。
対処の仕方は時によって違います。
その時には心の“ポイントチェンジ”をお勧めします。乳幼児のこだわりには、深い意味がなく、ただ主張していることも多くあります。全く違った内容に触れ、そちらへの興味に変えることで収まることも多くあります。上手に“ポイントチェンジ”をしてあげましょう。
お子様の要求に応える親の”心のものさし”は一人ひとり違います。お父様とお母様でもそのものさしは違います。“こだわり”を“興味”として受け止めると、また、その反応や気持ちは変わってきます。「よく見てたね。」「えらいね。」等と、褒めてあげることも大切です。
こだわりの“ポイントチェンジ”をするときに忘れてはいけないのは、お声かけです。「それはだめ。」「違うでしょ。」という否定のお声かけは避けましょう。否定してしまった後に「後でしようね。」等といくら付け加えてもお子様の心には否定された言葉だけが残り、“ポイントチェンジ”は出来ません。
「やりたかったんだね。」「お母さんも見たかったな。」「またやりましょうね。」「また見に来ようね。」「いつ来れるかな。」等と、心待ちに楽しむことを共感出来ていること・肯定する心が、“ポイントチェンジ”には大切です。思いやりの声かけの小さな積み重ねが“聞き分けの良い子”という切り換えの出来る子どもへと成長させていきます。
同時に”子どもの心””子どもの思い”を大切にしてあげなければいけません。興味を持ったものに対し、集中し、時間をかけて見たり、触れるたりすることを、幼い頃から経験することはとても大切です。それが、家庭教育の原点だと思います。
可能な時にはお子さまと一緒に時間を共有してその”興味”に賛同して応えてあげましょう。豊かな情緒と豊富な知識となってお子さまを創りあげていきます。休日にはお子様の興味がある経験が出来たり、自然の発見や観察が出来る場所を訪れ、ゆったりとした時間の中でお子さまの感性を伸ばしてあげましょう。
子どもの教育は難しいものです。
意欲を抑えすぎて、大人にとっての都合の良い子を育てるのではなく、”伸び”に繋がる判断が大切だということです。日常の中で”ポイントチェンジ”が必要です。その時々の場面でお母様が対応の違いを見つけ、判断する“ジャッジポイント・チェンジ力”も、身につけていく必要があります。お子さまのご成長とともに、親も成長する機会を頂いていることに感謝して、楽しく“ポイントチェンジ”をしていきましょう。
『子育てココロバリエーション』
前向きに身につけましょう。
お母様の“ジャッジポイント・チェンジ力”
最後までお付き合いありがとうございます(^ ^)♪
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